コーチングの基本「傾聴」について
今回はコーチングの基本である傾聴について書きたいと思います。
ところであなたは「傾聴」って聞いたことがありますか?
(耳を)傾けて聴くと書きますが、どういったことなのでしょうか?
コーチングに限らず、ビジネスの世界でも傾聴を心がけようと指導されたことがあるかもしれませんね。
傾聴とは?
傾聴には「聴く」という漢字が含まれています。
普通キクと書く場合、「聞く」の方が頭に浮かぶことが多いと思います。
「聞く」と「聴く」の違いってなんでしょう?
聞くは受動的な行動
「聞く」という漢字を用いた場合、受け身の意味合いが含まれます。例えばサイレンの音。「遠くの方でサイレンの音が聞こえる」とか「聞こえた」という文章を見たことがあるかと思いますが、意識しなくても勝手に耳に入ってくる音を感じる場合、聞こえるを使います。「噂話を聞いた」とかでもそうですよね。
当然勝手に聞こえる音ですから、記憶に残っていることもあれば、文字通り聞き流して気に留めていないこともあります。
聴くは能動的な行動
一方、「聴く」には能動的な意味合いが含まれています。では能動的というはどういうことでしょうか。自分から相手の発する音を捉えている状況ですよね。わかりやすく言えば意識して話を聴いている状態を指します。
傾聴の目的
コーチングを行う場合、コーチは80%以上クライアントの話を聴いています。
例えば1時間のコーチングの対話(セッションといいます)を行う場合、60分間の48分以上は話を聴いていることになります。ほとんどの時間を相手の話を聴いています。
このように書くとコーチは聴くだけが仕事と思われがちなのですが、聴くことにも目的があります。
クライアントとの信頼関係を確立する
特にコーチング開始直後はクライアントと話をしながら、コミュニケーションを図っていきます。目的は信頼関係を確立するためです。
コーチングにおいてコーチはいろんな質問を投げかけ、目標達成や成長を促していきます。
コーチングの内容にもよりますが、コーチが行う質問は仕事に関することであったり、生活においてのことであったり多岐に渡ります。
場合によっては他人には知らせたくないようなことも聞かれる場合があります。
クライアントからすれば、秘密にしておきたいことを話す相手(コーチ)が信用できない人だと思ったら、それ以上前に進めません。
これはコーチ側からしても同様です。コーチングを進めていくためにも相手のことを理解することは重要なため、関心を持ってクライアントの話を聴き、クライアントの興味や関心事、課題などを共有しながら相手との信頼関係を築いていきます。
クライアントの現在を把握する
コーチの役割はクライアントの目的達成や成長をサポートすることです。クライアントの現在の状況がわからなければ未来へ導くことはできません。
またコーチングというのは1回で完結するものでもありません。通常は3ヶ月から半年、場合によっては1年以上という場合もあります。
クライアントの行動にもよりますが、コーチング実施のたびに置かれている状況は変化していきます。クライアントを導くコーチがクライアントの話をいい加減な気持ちで聞いて(聞き流して)いたら、どうなるか目に見えています。目的は達成されないでしょう。
まとめ
コーチングにおける「傾聴」について今回は書きました。
コーチングにおいてはコーチが常にクライアントの話を傾聴して行なっています。
目的は以下の2つです。
- 信頼関係を築くこと
- 現在の状況を把握すること
もちろんコーチにはクライアントの秘密を守る義務があります。安心してコーチングを受けてくださいね。