初めてコーチングのスキルを学んだときにやったこと

今回は10年前、コーチングを学び始めた頃の過去の振り返りです。
当時の私は、今のように人と話すことが苦にならないタイプではありませんでした。むしろ、コミュニケーションに苦手意識があり、人間関係でも悩んでいる状態でした。だからこそ「変わりたい」という思いでコーチングを学び始めたのですが、そこからの時間は試行錯誤の連続でした。
今回は、その頃に実際にやってきたことを振り返りとしてまとめてみます。
上司との関係改善のために“聴くこと”に徹した
当時、関係が悪化していた上司とは「どうせ分かり合えない」と決めつけていました。意見が合わなければ反論するのが当たり前で、相手の考えを受け取る姿勢すらありませんでした。
しかし、コーチングで「聴く」と「認める」ことを学んだことで、「自分は上司の考えを無視していたのかもしれない」と気づきました。そこから、とにかく相手の話を最後まで聴くことに徹しました。
最初はお互いぎこちなかったものの、続けていくうちに、それまで疎遠だった上司が少しずつ話しかけてくれるようになり、こちらの言葉にも耳を貸してくれるようになりました。
この経験を通して、「聴くことは本当に効果がある」と実感し、それ以降、出会うすべての人との会話でも意識して実践するようになりました。会話がスムーズになり、衝突も減り、信頼関係が以前よりずっと築きやすくなったのを感じています。
100人以上とコーチングセッションの練習をした
正直、コーチングの認定試験を受けるつもりは最初はまったくありませんでした。ただ、学んでいくうちに「取っておくのも悪くないかもしれない」という気持ちが生まれました。
とはいえ、普段の生活では練習の機会はありません。もともとコミュニケーションに自信がないこともあり、「このままでは何も身につかない」という焦りがありました。
そんな中、銀座コーチングスクールには受講者同士がセッション練習できる場があり、私はそこで練習を重ねました。
初めてのセッションは衝撃でした。緊張で会話がほとんど進まない。ほぼ初対面の相手(Skypeの音声)と話すだけなのに、言葉が出てこない。「自分は会話すらまともにできないのか」と痛感しました。
しかし、回数を重ねるうちに、少しずつ会話に“慣れ”が生まれ、質問も自然にできるようになりました。このとき強く感じたのは、
コミュニケーションはスキルであり、そして“慣れが必要なもの”だということ。
理論を知っているだけでは使えない。実践して初めて身についていく。これは今でも強く感じています。
自分でコミュニケーションのセミナーを開催した
どうにか認定資格を取得したものの、資格を取っただけでは何も変わりません。「このままでは自己満足で終わる」と感じ、思い切ってコミュニケーションセミナーを自分で開催することにしました。
テーマは「聴くこと」を中心にした内容です。
結果は、初回は参加者ゼロ。かなりへこみました。しかし、あきらめずに続けるうちに参加者が来てくれるようになり、伝えたことに価値があったと感じられる場面も生まれました。
異業種交流会に参加して、自分とは違う業界の話を聴きまくった
会社の価値観だけで生きていると視野が狭くなると感じ、異業種交流会にも参加しました。まったく違う世界の話を聴くことは刺激になり、コミュニケーションの幅が広がったように思います。
10年経った今、感じていること
コミュニケーションは時と場所、人によって変わるもので、「これで大丈夫」という完成形はありません。だからこそ私は今でも学び続けています。
こうした経験の積み重ねがあり、今は個人事業主として、初対面の人とも自然に会話でき、相手の意図をくみ取りながら関係を築けるようになっています。
これからも試行錯誤しながら、学びを続けていきたいと思います。