コーチングをビジネスシーンで使うための心得
コーチングを会社の中で使う、またはそのために研修を行う会社が増えてきています。
あなたの会社はどうですか?
コーチングを行うためのスキルは非常にたくさんあります。
でも会社で受けさせてもらえる1回の研修時間は非常に限られています。
なのでほんのさわりぐらいのことしか教えてもらえませんよね。
ほとんどの場合、
- 傾聴
- 褒める、認める
を教えてもらって終わることが多いように思います。
私自身、個人でコーチングを学ぶ前に会社でコミュニケーション研修を受けたことがありました。
約半日の研修で、習ったことといえば傾聴のことだけでした。
時間が限られているから傾聴のワークといったものも行なった記憶がありません。
ですので、その日は何となくわかった気がしても次の日には何だっけ?ということに陥ります。
もっとも、これはすべての研修に言えることですが・・・
そこで、今回はビジネスシーンで使うコーチングについて記事にします。
会社でありがちなコーチングの失敗
コーチング=傾聴ではない
研修でコーチングを学んだ人が、やりがちなことの一つにひたすら聴くに徹することがあります。
例えば上司の方がコーチングを学んで、部下と面接をした時にひたすら反論もせず聴くことがあるそうです。
昨日までは一言に対して10個くらい返ってきていたのに・・・と。
不気味ですよね。
コーチング=誘導(自分の答えを言わせる)ではない
よく「コーチングは促しを行い、クライアントを導く伴走者」となど言われます。
短い時間の研修では、「認めて促す」ということを教えてもらいます。
研修を受けた方は思います。
「部下にやるように促せばいいんだ」と。
ここで間違いが発生します。
コーチをする側(上司)の意見に基づいて、促しが発生します。
部下からすると上司の考えるように言わされる感がしてきますよね。
さっさと指示してくれよってなりがちです。
ビジネスシーンでコーチングを使うためには
実は上の失敗談、コーチングを学び始めた頃に私もやってしまったことがあります。
どうしても、「聴く」、「促す」という表面的なことから取り組んでしまうため失敗します。仕方ないことです。
コーチングする時は十分な環境を作ること
まず仕事上で行う場合は、コーチングができる状態を作ることが必要です。
- 一対一で行えるような場所を確保する。
- 時間を十分に確保する。
- 割り込みが入らないようにする。
などが挙げられます。
なぜなら、部下に考えてもらうことが必要だからです。
事前に目的を理解し、共有する
会社の中でコーチングを行う場合の目的は一つしかありません。
それは部下に中にすでに持っている知識・知恵を引き出して、抱えている仕事上の問題を乗り越える手助けをすることです。
言い換えると、コーチングする側からすれば部下に成長する機会を与える場であり、部下からすれば自己成長する場です。
一方で、面談というのは部下からすると、報告の場であったり、相談の場であったりします。
基本的に受け身ですし、何を指摘されるのだろうとかうまく説明しようとか、面談の場を乗り切ることに意識が向いています。成長の場だとは思っていませんよね。
ですから、どうしても誘導的になりコーチングは失敗します。
パーソナルなコーチングセッションの場合では、「今からコーチングに入る」という区切りが必ずあります。
会社の中で面談で行うコーチングも、「コーチングを行う」ことをお互いが理解して進めた方がうまくいきます。
傾聴は普段から行う
傾聴は何のために行うのかというと、ラポール(信頼関係)を築くためです。
これも勘違いしがちなことなのですが、「傾聴はコーチングをするためのテクニック」って思っているとコーチングは失敗します。
なぜなら、ご機嫌伺いにしか見受けられないからです。いくら傾聴のスキルが高くても、その場で信頼関係がサッと築ける人は稀です。普段、お互いがそれほど関係が良くない場合はなおさらです。
逆に普段から信頼関係ができている者同士であれば、傾聴を多用しなくても考えを言いやすい状態ができています。
では傾聴は普段から行なってください。特に関係が良くないと感じている相手に対しては普段からの積み重ねが大切だと言えます。
最後に
今回はコーチングを行うための心得をお伝えしました。
コーチングを有意義なものにするには、慣れや普段の過ごし方も必要です。
ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。